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今年最初の「ぼかし」。

今年最初の「ぼかし」が、良い感じになってきました。
現在、みかん箱1つと、大きな発泡スチロール箱1つの合計2箱仕込んでいます。

そもそも「ぼかし」というのは「ぼかし肥」とも呼び、名前の通り肥料の一種です。
その人それぞれが選んだ有機物(油粕、米糠、牛糞などの堆肥などなど多岐にわたる)を、独自の配合率で混ぜ合わせ、菌などの微生物の力で発酵させて、熟成させた肥料です。
肥料としての特徴は、「肥効が早く、その上長期間持続する」という有難いものです。
肥料の要素に拘っている方は、各有機物の、主に3要素(窒素・リン酸・カリウム)を算出して、肥料計算をするのですが、私はおおよそ、感覚的なものに頼って土を触りますので、小難しい計算などはしません。余計ややこしくなりそうです。有機物そのものを触って、実際に混ぜて判断します。

あくまで「肥料計算無し」ではありますが、簡単な「ぼかし」の作り方を紹介します。

  ① 各種、お気に入りの有機物を選び集める。
  
  ② 各種、自分が考えた量配分で混ぜ合わせる。
    ここで注意しなくてはならないのは、窒素分を多めに
    含む有機物を少し多めに混ぜる事が必要であるという
    事です。菌や微生物は発酵の際、窒素分を多く使用し
    ます。その為「窒素飢餓」というちょっと植物にとっ
    ては恐ろしい現象になる可能性があるという訳です。
    ですから、窒素分を多めにというのは、この為です。

  ③ 山の土、もしくは畑の土を、混合有機物との比率で1
    :1の割合で混ぜ合わせる。
    この方法が、個人的には1番失敗しない方法だと考え
    ています。土を混ぜる利点は、菌や微生物層が豊かに
    なり、発酵が良い環境で行われる点と、植物に必要な
    要素が土や石に付着するという点です。土や石は、顕
    微鏡などで見て頂くと、目に見えない細かい穴や凹凸
    が無数にあり、その「くぼみ」を土壌微生物は住み家
    として活動したりくぼみに植物が必要とする要素がパ
    ズルの様に組み込まれたりするのです。組み込まれた
    要素は、水が通ったりする度に、徐々にくぼみから外
    れて行きます。その為、ぼかしは肥効が長続きします。
    ただし、土の種類によっては、必要な要素をなかなか
    放してくれないものもありますので、この点は留意し
    ておいて下さい。

  ④ 水をよい塩梅で入れ、混ぜ合わせる。
    出来る限り、塩素(カルキと呼ばれているもの)が入
    っていない水を使って頂ければ幸いです。その方が、
    菌や微生物が喜びます。
    混ぜ合わせて馴染ませた時の目安は「握って放した後
    軽く触れると、ぼろっと少し崩れるくらい」です。こ
    の辺りの観点は、結構個人差があると思われますが、
    良い塩梅の水分量でなくては発酵しませんので、はじ
    めは少なめの水分にしておいて、2、3日経っても発
    酵が確認(炊き上がったお風呂のお湯のような温度に
    なる)出来なければ水分量が少ないという事になりま
    すので、その都度足してみればよいと思います。
    逆に水分が多すぎると、「発酵」ではなく「腐敗」に
    傾いて行きますので、取り返しがつかなくなります。

  ⑤ 補強したダンボール箱や発泡スチロール箱に入れる。
    使用する箱でお勧めとしては、「みかん箱」です。
    ある程度の大きさがあり、丈夫で、管理がしやすいで
    す。その上、発酵が進むにつれて、良い感じに水分調
    節をしてくれます。
    発泡スチロール箱は丈夫で便利なのですが、素材上、
    通気を確保出来ないので管理が若干面倒で、難しくな
    ります。
    発酵が始まった際、切返し後も少しの間、蓋を開け放
    ち、熱と水分を飛ばすゆとりがある、忙しくない方向
    きです。

  ⑥ 雨風、直射日光が当たらない場所で保管する。
    保管する際の注意点は、箱の底面を、レンガや木片な
    どで底上げしておく事です。
    底面が他のものと密着していると、通気が確保出来ず
    水が溜まりそこから腐敗につながります。

  ⑦ 発酵熱が出たら、切返す。(天地返し)
    うまく行くと、おおよそ2、3日後に仕込んだぼかし
    は、まるで「炊き上がったお風呂のお湯」の様な温度
    となり、湯気がたちこめます。
    これをそのまま放置していると、発酵に活躍してくれ
    ている微生物達は、自分達の発酵熱で死滅してしまい
    ますので、底の方からまんべんなく混ぜ合わせます。
    熱や水分を逃がす様な感じです。
    余談ですが、この一連の作業を「切返し」と言います。
    切返しは丁寧に行えば行うほど、仕上がりが良いもの
    になります。
    この時点まで成功していると「お菓子」っぽい、甘い
    香りがしているはずです。

  ⑧ 熟成する。
    発酵熱が出るたびに切返していると、徐々に温度が上
    がらなくなってきます。
    菌や微生物達の活動が落ち着いてきた証拠です。
    活動が落ち着いた後は、1週間に1度程度切返しします。
    うまく仕上がっていると、落ち着いた菌や微生物が目
    に見えて解りますので、ぼかしの色は、始めの有機物
    のままの色から灰白色になってきます。
    この頃になると、水分はほとんどないはずで、長期保
    存が可能な状態となります。また、香りもすでにほと
    んどなくなっていると思います。
    仕込んだ時期にもよりますが、3、4ヶ月位熟成させ
    ていれば申し分ありません。

  ⑨ 完成 いよいよ使ってみる。
    完成したぼかしは、鉢植えの植物にも使え、大変便利
    です。
    また、水を加えて練り直し、固形にして干せば、玉肥
    としても利用できます。
    施す場所も、地中、表層、地表と選びません。


今年最初のぼかし。スチロール箱

今年最初のぼかし。みかん箱

上の2枚の写真は、我が家で仕込んでいるぼかしです。
上の方が発泡スチロール箱で仕込んだもの、下の方がみかん箱で仕込んだものです。
同じ日、同じ配合で仕込み、同じ環境で管理していますが、発酵に差があります。発砲スチロール箱は空気循環が難しい為、少し遅くなります。この時点では温度が非常に高くなっている最中です。それに対してみかん箱の方は、高温度のピークが終わりに近付いています。写真では分かり難いのですが、色も若干違い、みかん箱の方がより白っぽいです。
このぼかしの写真は仕込んで3日程度経過したものですが、私はぼかしを仕込む際、あらかじめ用意している「元種」を使うので、通常仕込むよりもはるかに早く発酵します。この元種は容積比で10倍程度のぼかしを仕込む事が出来ます。当然ながら元種の量を増やせば、更に早く有機物を発酵させる事が出来ます。

今回、この様に簡単ではありますが、ぼかしの作り方を書きましたが、自然のものが相手ですので決まり事は実際のところ、ないのです。その時その時の気候や天候、温度などを参考に、自分自身の経験で判断していくのが1番良いと思いますので、ちょっとした手引きという解釈で参考にして頂ければ幸いです。

土壌環境を整え、連作障害を軽減もしくは無くしたりも出来る「ぼかし」。
自分だけしか作れない、世界で唯一、自分だけのオリジナルの肥料。
手間ひまを惜しまない、植物思いの方、今年こそ試してみてはいかがでしょうか?        D
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コメント

先日は・・・

私はあんなに美味しいこんにゃくを食べたのも、あんなに薫り高い見事なお茶を頂いたのは初めてです!
最高においしかったです!一日中、体が喜んでご機嫌で過ごせました~。本当にありがとうございました!
2012-01-23 09:28 | ミラクルタマオート #- | URL [ 編集 ]

Re: 先日は・・・

おはようございます、ミラクルさん!!
こんにゃくさんやお茶の事、こういう風に喜びのご連絡を頂いたのは初めてなので、こちらこそとても嬉しいです!!
こんにゃくさんは、スーパーなどですごく安く販売されていて軽視されがちですが、見た目とは裏腹に、途方もなく手間と時間、それに失敗のリスクが伴うもの。
それだけに、Rさんのこんにゃくは、身内を褒めるようにしか聞こえないかもしれませんが、本当に美味しいです。
それだけの手間がかかっていますから。
Rさんの、こういった時間をかけてゆっくりと作り上げるものに対しての喜びの言葉は、正直なによりも私達2人にとっては嬉しいのです。
お茶は今年も摘むのですが、これはこんにゃくさん以上に大変な「もの作り」となりますw。
私は、摘む事位しか出来ませんので、すべての工程を行うRさんには本当に申し訳ない限りです...。
お茶の葉を、炒るのと、炒り上がった葉を直に「むしろ」に広げて揉む作業が本当に大変!!鉄鍋を薪の直火にかけて炒るので、物凄い熱量と火力で、捲り上げた手の部分と服に覆われている部分の肌の色がツートーンになってしまう位ですw。
今年は、お茶の事も記事に載せたいと思いますので、ぜひ見て下さい。
ミラクルさんから、この様な嬉しいコメントが頂けるなんて、思いもよりませんでした!!
こちらこそ、本当に有難うございました!!!

D & R
2012-01-24 09:39 | ソルシェりす #- | URL [ 編集 ]

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